撤回する方法

遺言制度は遺言者の最終意思を尊重するのが目的です。eki01_l

 

生きている間はいつでも遺言の撤回はでき、一旦遺言書を書いたけれどもその後気が変わり内容に不満に感じるときなど、撤回したり変更することはいつでも自由にできます。自筆証書遺言の場合、一番簡単で安全な遺言の撤回は、遺言書を破棄して新しい遺言書をあらためて作成することです。わずかな箇所の訂正であれば法律に定められた方法で加除や訂正も可能ですが、方式を間違えると全体が無効になってしまいます。

 

また、公正証書遺言のときは、遺言書を破棄しただけでは遺言の撤回になりません。遺言者の手元にある公正証書遺言は正本または謄本であり原本は公証役場に保存されているためだからです。そのため新しい遺言書を作成し、以前の遺言書を撤回する必要があります。

 

また、前後する2通の遺言書は同じ方式である必要はありません。自筆証書遺言を公正証書遺言で撤回したり、その逆ですることも可能です。そして、前の遺言書と抵触する新たな遺言書を作成したり、遺言後これと抵触する生前の財産行為や法律行為があると、前の遺言書を撤回したものとみなされます。ただ自筆遺言証書では抵触する範囲や箇所の判断が難しいため、後からトラブルが起こります。一旦前の遺言書を撤回や破棄し、新たに遺言書を書くのが安全です。

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